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How to Understand the Primary, Secondary and Tertiary Aromas in Wine
MARSHALL TILDEN III

第一アロマ&フレーバー

ワインの香りは、第1、第2、第3のアロマ&フレーバーに分類できます。

若いワインは、第1のフルーツフレーバーとアロマが現れます。これらには、赤ワインに現れる黒系統の果実、赤系統の果実、ドライフルーツのアロマも含まれます。白ワインの場合は、青りんご、柑橘類、トロピカル、核果、あらゆる種類の熟していない果実の香りが現れます。第1アロマは、若いワインでは明白に感じられ、ワインを飲む人の興味をかき立てることがよくあります。ミント、コショウ、リコリスなどのハーブ、スパイスも、第1アロマに入ります。

第2アロマ&フレーバー

第2アロマ&フレーバーは、発酵や熟成などのワイン醸造プロセスに由来します。

澱と酵母の自己融解から現れるビスケットと酵母の香り、または多くのシャルドネで行うマロラクティック発酵の副産物で、非常に独特なバターポップコーンの香りが現れます。バニラ、クローブ、スモーク、ココナッツ、さらにはコーヒーなど、熟成過程でもたらされる素晴らしい香りも含まれます。

第3アロマ&フレーバー

最後に、理想的な環境で熟成されたワインは、複雑性がもたらされます。それが第3アロマ&フレーバーです。赤ワインは、新鮮で熟した果実が溶け込み、レーズンやイチジクなどのドライフルーツの香りに変化を始めます。タバコ、土、マッシュルームなどの第3アロマも現れます。白ワインは、ドライアプリコット、オレンジマーマレード、時にはマデイラの特徴、或いはシェリーのようなアーモンドと砂糖漬けの果物の香りなどが現れ始めます。その他の第3アロマの特徴は、ナツメグ、ジンジャー、ペトロール香などの複雑な香りです。

ここで重要なことは、第3のアロマ&フレーバーのワインが、第1及び第2よりも“優れている”ということではありません。ワインの約90%は、若くてフレッシュな状態で消費されることを意図しています。ごく一部のワインは3年から10年瓶内熟成をして品質を向上させます。10年それ以上熟成することを意図しているワインはごくわずかです(1%程度と推定されることもあります)。

フレッシュフルーツ、力強いタンニン、そして口いっぱいに広がる後味に惹かれるなら、一般的に第1、第2アロマ&フレーバーのワインを好むかもしれません。あなたの味覚と好みに正直になり、いつでも好きな時に好きなワインを飲みましょう!

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